株式売買を注文するには

オンライントレードで株を注文する際の具体的な流れを見てみましょう。
株を購入しようと思ったら、まずは購入する銘柄を選びましょう。
銘柄の選び方はさまざまですが、基本は、決算書やIR情報を見て、業績や財務状態の良い企業を選びましょう。将来性が見込める企業なら、株価の上昇も期待出来ます。
配当や株主優待を狙う場合は、雑誌やインターネットで情報収集しましょう。

銘柄の選択はもちろん、株を購入するタイミングも重要となります。
購入したい株が見つかったら、その銘柄の現在の株価を確認してください。無料で現在の株価を見る場合は、登録不要で株価がチェックできるYahoo!ファイナンスが便利です。
現在の株価が既に高額の状態であれば、それ以上の高騰は期待薄かもしれません。
その場合は、株価が下落する可能性を探りましょう。

銘柄の売買単位を確認して買い注文をしよう
株式の売買には単元株という制度によって、売買できる株数の単位が決められています。
100株や1000株など、売買単位は銘柄によって異なり、「株価×売買単位×手数料」がその銘柄を買うのに必要な金額となります。
株を購入する際には、証券会社に開設した口座に、購入に必要な金額を入金しておきましょう。
指値で注文する場合は、「指値×注文株数+売買手数料」、成行で購入するなら「値幅制限のストップ高の値(上限株価)×注文株数+手数料」分の資金が必要となります。
※指値とは、株の売買金額を指定して、希望する価格で売買を成立させる注文方法です。
※成行とは、売買価格を設定せず、銘柄と数量だけを指定して売買する方法です。

約定を確認しよう
約定とは、注文した売買契約が成立することです。
株の売買を注文した場合は、必ず口座の残高を見て、約定したか確認しましょう。
指値での売買の場合は、値段の条件が合うまでは約定されません。また最後まで約定しない場合もあるので注意下さい。
株の売買には、約定日から数えて4営業日内に約定金額と手数料が口座から引き落とされます。

オンライントレードのメリットとデメリット

初心者でも簡単に株式売買できるオンライントレードは便利なシステムです。
逆にオンライントレードだから不便な点はないだろうか。
ここではオンライントレードメリットとデメリットを確認しましょう。

オンライントレードのメリットは手数料の安さ!
オンライントレードの最大の魅力は「投資の手軽さ」「投資コストの安さ」です。
株を売買する際は、証券会社に売買手数料を支払わなければなりません。証券会社によっては、口座管理料金がかかる場合もあります。
ひとつひとつの手数料は、高額ではありませんが、塵も積もれば山となる…だんだん負担になってきます。
株の売買で利益が出ても手数料でマイナスになることもあります。その点、ネット証券では、手数料が抑えられています。
またほとんどのネット証券は、口座管理費が無料です。松井証券やSBI証券など、少額取引の手数料を大幅に安くしている証券会社もあります。
少額投資から始めたい初心者の方にとって、ネット証券会社を選ぶ大きなポイントとなります。

営業時間を気にせず取引できる
従来の取引方法であれば、市場の取引時間内に証券会の店頭に行くか、電話で注文する必要がありました。
平日の日中に証券会社に行くのは難しいなどが囁かれていました。ところが、インターネットを利用したオンライントレードであれば、証券会社に足を運ぶ必要はありません。
パソコンやスマホのアプリから注文するだけで売買が出来ますし、操作手順も比較的簡略に設計されています。
またオンライントレードには、深夜や早朝、土日でも注文を出しておけば、株式市場が開いた時点で注文が受け付けられ、取引が行われます。
副業として投資したい人にとっては、かなり便利といえます。

投資の情報や勉強は独学
一方、オンライントレードにもデメリットはあります。そのひとつに証券会社からのアドバイスを受けられないことがあります。
証券会社に足を運ぶと、銘柄の選定方法や売買のタイミングなど、初心者が覚えたいことにたいして、担当者がアドバイスをくれます。
オンライントレードでもコールセンターやメールサポートを利用できますが、銘柄の選定売買のタイミングなどの相談は、担当者と直接会って話したいですよね。
独学で勉強やタイミングを知るには、企業HPのIR情報業績や株価、株式市場に関するニュースなどを集めましょう。

操作ミスやトラブルに注意しよう
パソコンやスマホなどの通信機器を利用する以上、パソコンやスマホの操作ミスに注意する必要があります。
売買をする際に10株注文を出すつもりが、100株、1000株と入力して注文してしまったという操作ミスは、証券会社を責められない自己責任となります。
また突然のパソコンやスマホのトラブルにより、取引のタイミングを逃してしまう。
また自分の通信機器に問題はなくても、証券会社のサーバーダウンで売買注文ができなくなることも考えられます。
オンライントレードにはさまざまな理由で、取引できなくなってしまう可能性もあります。

投資スタイルで見る株の売買方法

株式投資を始める前に、自分にあった投資スタイルを見つけることが重要です。期間や性格、予算などによって変わってくる売買方法、自分の投資スタイルについて考えてみましょう。

まずは期間を決める
株式投資には大きく分けて「中・長期投資」と「短期投資」があります。中・長期投資と短期投資では選ぶ銘柄が変わってきます。
 例えば、「中・長期投資」の場合は、株を資産と捉えて、最低でも半年、長ければ十数年と、買った株を中長期的に保有し続ける投資方法です。
企業の業績や成長性を考慮して、購入する銘柄を選びましょう。中・長期投資の場合は、企業の財務状況や業績をもとにして、企業の本質的な価値を分析するファンダメンタルズ分析で銘柄を選ぶ機会が増えます。
 株主優待も考慮して銘柄を選べば、定期的な楽しみも増えます。一方、短期投資は、購入した株をその日に売却するデイトレードに代表されるように、株を1ヶ月以内の短いスパンで保有して、売買を繰り返す方法です。
基本的に値動きの激しい銘柄や証券取引所を選び、将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとするテクニカル分析でタイミングをはかってください。
 短期投資は、日中は忙しくて、証券口座にはりついていられない人でも、指値取引を行えば可能となります。ただし、値動きの激しい銘柄を選ぶ場合は、売買のタイミングが難しいとされます。
プロの投資家でも常に利益を出し続けられるか分かりません。

予算で投資スタイルを考える
予算が10万円以下の場合は、予算内で購入できる銘柄で勝負するしかありません。スクリーニングを活用してください。
ただし、株価の低い企業は業績が低迷したり、倒産の危険性もあります。またミニ株や単元未満株もオススメです。予算が10万円~100万円だと購入できる銘柄が増えます。
1銘柄に投資して株価上昇を狙うこともできますし、複数の銘柄に分散して投資することもできます。100万円以上であれば、大企業の株で分散投資することが可能となります。ポートフォリオを作成し、全体の損益を把握しましょう。

株主の権利のポイント

オンライントレードで株を買えば、株主として出資額に応じて、配当や株主優待を受け取る権利があります。
配当とは、企業利益の一部を株主に還元するものです。利益は、東証一部上場企業の平均が2%、中には5%を超える会社も少なくありません。貯金の利率に比べてかなり高利回りだといえます。
 配当金で銘柄を選ぶ場合は、1株あたりの配当金だけでなく、配当利回りも確認ください。
配当利回りは「1株あたりの配当金」を「現在の株価」で割った数字です。配当利回りの高い株ほど、多くの配当を受け取ることができます。
配当とともに人気の高い株主の権利が株主優待です。
 株主優待は、保有株の企業から商品やサービスが受けられる特典です。
現在、上場企業の約20%で実施されています。株主優待は、現金に換算すると利回りの高いものも多くなります。

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