上手に儲けるためにチャートを使う

気になる銘柄を見つけたら、株価を調査するのはもちろん。必ずチャートをチェックして、株価の推移を見てみましょう。チャートの見方が分かると、株を売買するタイミングがみえてきます。

チャートから買い時・売り時をみよう
株式投資で重要なことは、ニュースや新聞をチェックして、これから上がりそうな銘柄を探すこと。気になる銘柄のチャートを見ることです。チャートは日々の>株価の動きを折れ線グラフのように表したものです。
株価だけを見ていても、今の株価が上がり調子なのか、下り調子なのかは分かりません。
株価をではなく、ででみることが大事です。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
チャートを確認すると、その銘柄が適正価格より高いのか安いのかの判断材料になり、株価が今後どのように動くかが推測できます。
  チャートを用いた分析方法をテクニカル分析といいます。買い時、売り時のタイミングを見極めるために利用されるテクニックとなります。
一方、企業のIR情報や決算報告書、財務状況などから、企業の成長期待値を予測し、投資する分析方法があります。こちらはファンダメンタルズ分析といい、長期的な投資に有効なテクニックです。
  テクニカル分析だけでは、長期的な株価の動きを推測するのが難しいので、ファンダメンタルズ分析で企業の動向を分析し、予想していくのです。

チャートからタイミングを読み取る
チャートから、いつ株を売買するか、大きな流れや転換点を読み取ることができます。
始値、終値、高値、安値の、四つの値段が表現されている株価の値動きをグラフにしたローソク足の終値を1本の線で結びます。
  出来上がった折れ線のパターンを分析することで、今後の株価の動きを予想することができます。気をつけたいのは、グラフが急上昇のカーブを描いている場合です。
株価がグングン上がっていくので、つい買いたくなりますが、株価が急騰した場合は、いつピークを迎えるか分かりません。反動で急落する危険性もあるので、ひとまず様子見が賢明といえます。
  反対に上下動を小刻みに繰り返し、そこから徐々に上昇の気配を見せた場合は、買い時と言えます。

ローソク足から情報を読み取る

チャートを構成する要素にローソク足があります。ローソク足は、一定期間の株価の動きと、その変動の度合いを視覚的に表現しています。
  1本のローソク足には、その期間の始値、終値、高値、安値四つの情報が詰まっています。ローソク1本分に期間内の株価の動きを盛り込むかで、日足、週足、月足などに分かれます。

ローソク足の見方
ローソク足しには、白色と黒色の長方形があります。この長方形のことを実体と呼び、実体の上下の辺は、その日の始値、および終値を表しています。
  始値と終値の差が大きければ、それだけ実体は縦長になります。始値より終値が高かった場合は、実体は白いローソクになります。これを陽線と呼びます。
  反対に始値より終値が安かった場合は、黒いローソクになります。これを陰線と呼びます。実体の上や下には直線が伸びている場合があり、ヒゲといい、上に突き出たヒゲを上ヒゲ、下に突き出したヒゲを下ヒゲといいます。
  上ヒゲの先端は、その日の高値を、下のヒゲは安値を表しています。
また、始値と終値が同じ場合には十字足と呼ばれるローソクが現れます。

売買のタイミングを探る
一般に、ローソク足しの上ヒゲ(高値)が長ければ長いほど、対象株を売却したい人が多いことを指しています。
  株価が上昇している銘柄のチャートで、長いヒゲが出たら、株価の上昇が終りになる傾向があります。反対に下ヒゲが長ければ、買いたい人が多いということになります。
つまり株価は上昇の傾向にあるので、チャンスになります。上昇、下落が続いているときに十字足が現れた場合は、相場の転換点になりやすいので、十分に注意しましょう。

トレンドラインで株価の動きを予測する

チャートに線を引くだけで、株価の動きが見えてくる分析方法があります。これをトレンドライン分析といいます。相場の動向が手軽に分かるので、ぜひトレンドラインの引きかたをマスターしてください。

トレンドラインで相場の傾向をみる
ローソク足の安値と安値を直線で結ぶと、下値指示線が引けます。また高値と高値を直線で無ずぶと、上値抵抗線が引けます。
この相場の流れをつかむ線をトレンドラインといい、トレンドラインを使用した分析をトレンドライン分析といいます。
  トレンドライン分析は、株価は同じようなパターンを繰り返しながら上下するという考えに基づいています。株価がずっと上がり続ける、下がり続けるというチャートは存在しません。
一定の幅で上下しながら、あるポイントを超えたときに上昇傾向へ、または下降傾向に切り替わります。
トレンドラインは線を引くことで、チャートのポイントを見極めやすくすることができます。

トレンドラインの線を引く
下落していた株価が上がり始めると、チャート上には谷ができます。その逆で上昇していた株価が下がり始めると、チャートには山ができます。
この山と山、谷と谷どうしを直線で結んだ線トレンドラインです。安値同士を結んだ線を下値支持線、高値どうしを結んだ線を上値抵抗線といいます。
  トレンドラインを引く方法は、二つあります。ひとつはローソク足チャートをプリンターで印刷し、紙に線を引く方法です。
もうひとつは、各証券会社が提供するトレーディングツールを利用する方法です。ツールを利用すると、マウス操作だけで、チャート上にトレンドラインをひくことができます。
  トレンドライン分析を行うなら、ツールの利用をオススメします。
トレンドラインをひけるツールは、松井証券の「ネットストック・ハイスピード」や、楽天証券の「マーケットスピード」などがあります。

トレンドラインでパターン分析
株価の動きにはパターンが存在します。まずは上値抵抗線と下値支持線が平行になり、その間で上下を繰り返すボックス相場。
下値支持線付近で株を買い、上値抵抗線付近で売ることで、安定して利益を上げることができます。
  また下向きの上値抵抗線と上向きの下値支持線の間で、高値と安値の幅が縮小していく三角持合もよく見るパターンです。

上手な損切りで勝率をアップさせる

用意周到に選んだ銘柄でも、購入した後に株価が下がることがあります。
そのまま塩漬けする方法もありますが、最初に自分なりに決めた損切りのルールを守りましょう。
損失を少なく抑えれば、次のチャンスがやってきます。

損切りで次のチャンスを待て
株式売買で利益を出せない人たちに多いのは、株価が下がってしまった下部を、そのまま塩漬け株</span>にしてしまうことです。
  いつまでも損切りできずにいれば、損失をより拡大させる可能性があります。せっかく他の銘柄で儲けた収益をも食いつぶし、さらには、別の注目銘柄への投資チャンスを逃すことになります。
せっかく選び抜いて買った銘柄が、ちょっと値を下げたからといって急いで売るのは勿体無いと考える気持ちは分かります。しかし、株は売らないと利益に繋がりません。それを踏まえて、欲張らずに売ることが大切です。

損切りのラインをしっかり決めましょう
保有している株の株価が下がってしまった場合、売却の判断をするのは難しい。
損切りには最初から自分なりのルールを作っておくことが肝心です。前の安値を下回ったら損切り、買ったときより20%下落したら売却、など一度決めたルールを絶対に守り、損を最小限に抑えることが、結果的に株で儲ける近道となります。

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